Qgis:QGIS Desktop 2.16.2でCRSの考え方が変わった?

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別に変わっていなかった、自分の考え方が間違っていたためなのでもう一度CRSについて整理する

CRSとは

QGISのCRSとは地図の投影法であって、全世界では数千似も及ぶ投影法である。また、この投影法が異なると地図上のサイズがおかしくなったり、ずれたりするので合わせる必要がある

オンザフライCRS(OTF)

この数千ある投影法を自動的に合わせるのがオンザフライCRSを有効にするということである。この設定を有効にすることで投影法が適当でも正しく表示される。(ユーザーは正しく理解しなくても、地図が正しく表示される)
しかし、投影法を正確に設定しようと考えると、このオンザフライCRSが仇となってしまい、投影法を変えた瞬間に地図表示がおかしくなってしまうことがある。(今回、嵌まってしまった自分みたいに)

EPSG:3857

QGISで地図表示を行うと、どうしても背景地図としてGoogleとかOpenStreetMap Japanを使うことになると思う。実はこれがくせ者でして。EPSG:3857 is a Spherical Mercator projection coordinate system popularized by web services such as Google and later OpenStreetMap.(EPSG:3857はGoogleと最新のOpenStreetMapで使われている球形メルカトール図法座標系です)
となるため、背景地図を用いるとほぼ強制的に空間参照系(CRS)がWGS 84 / Pseudo Mercator EPSG:3857に固定されます。
従って、GIS設定を行う場合はこれに注意してCRS設定をする必要があります

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