「AlmaLinux9メモ」の版間の差分

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== '''AlmaLinux 9.3 で Wifi を使えるようにする''' ==
== '''AlmaLinux 9.3 で Wifi を使えるようにする''' ==
パッケージをダウンロードしてUSBに保存して、展開すれば使えるようになるかな...と思ったらダメでした。理由はrpmでインストールする際に依存関係のソフトウエアをネットワークからダウンロードするらしくスタンドアローン状態ではエラーになってしましました。
パッケージをダウンロードしてUSBに保存して、展開すれば使えるようになるかな...と思ったらダメでした。理由はrpmでインストールする際に依存関係のソフトウエアをネットワークからダウンロードするらしくスタンドアローン状態ではエラーになってしましました。仕方ないので、有線接続を行ってからパッケージをインストールすることとします。


仕方ないので、有線接続を行ってからパッケージをインストールすることとします。
=== Archer T3U Plusの場合 ===
TP-LinkのAC1300 ハイパワー デュアルバンド USB Wi-Fi子機の場合girからドライブをダウンロードすることによって使える。
 
==== 設定方法 ====
この時点ではAlmaLinuxが有線LANに繋がっている状態とする
 
以下のコマンドをroot権限で実行する。88x2bu-20210702をダウンロード&展開する場所はどこでも構わない<syntaxhighlight lang="linux-config" line="1">
[root@Edge ~]# dnf -y group install "Development Tools"
[root@Edge ~]# dnf -y install epel-release
[root@Edge ~]# dnf -y install dkms
[root@Edge ~]# dnf -y install git
[root@Edge ~]# git clone https://github.com/morrownr/88x2bu-20210702.git
[root@Edge ~]# cd 88x2bu-20210702
[root@Edge ~]# ./install-driver.sh
</syntaxhighlight>これでArcher T3U Plusが認識されているはずである。


=== rpmファイルのダウンロード ===
=== rpmファイルのダウンロード ===

2025年1月30日 (木) 12:11時点における版

AlmaLinux9(Linux)に関する備忘録的なメモ

USBメモリを使う

ネットワークの繋がっていないLinux端末に対して、ネットワークを使えるようにするための手引き

まずデバイスを確認する

[root@dell ~]# ls /dev/sd*

USBメモリ挿入前後でデバイスが増えるのでその値を覚える。下図の例では/dev/sdb1が増えている

このままでは使えないのでLinuxに対してUSBメモリをマウントさせる

[root@dell ~]# mount -t vfat /dev/sdb1 /mnt

これは、/dev/sdb1のデバイスを仮想的にLinuxの/mntに紐付けるという意味である。/mntを見るとUSBメモリに入っているファイルが見れるはずである。

AlmaLinux 9.3 で Wifi を使えるようにする

パッケージをダウンロードしてUSBに保存して、展開すれば使えるようになるかな...と思ったらダメでした。理由はrpmでインストールする際に依存関係のソフトウエアをネットワークからダウンロードするらしくスタンドアローン状態ではエラーになってしましました。仕方ないので、有線接続を行ってからパッケージをインストールすることとします。

Archer T3U Plusの場合

TP-LinkのAC1300 ハイパワー デュアルバンド USB Wi-Fi子機の場合girからドライブをダウンロードすることによって使える。

設定方法

この時点ではAlmaLinuxが有線LANに繋がっている状態とする

以下のコマンドをroot権限で実行する。88x2bu-20210702をダウンロード&展開する場所はどこでも構わない

[root@Edge ~]# dnf -y group install "Development Tools"
[root@Edge ~]# dnf -y install epel-release
[root@Edge ~]# dnf -y install dkms
[root@Edge ~]# dnf -y install git
[root@Edge ~]# git clone https://github.com/morrownr/88x2bu-20210702.git
[root@Edge ~]# cd 88x2bu-20210702
[root@Edge ~]# ./install-driver.sh

これでArcher T3U Plusが認識されているはずである。

rpmファイルのダウンロード

https://raw.repo.almalinux.org/almalinux/9/BaseOS/x86_64/os/Packages/

上記サイトから最新版を持ってきます。2025/01/28現在では

  • rpm -ivh iw-6.9-1.el9.x86_64.rpm
  • rpm -ivh systemd-udev-252-46.el9_5.2.alma.1.x86_64.rpm
  • rpm -ivh wireless-regdb-2024.01.23-1.el9.noarch.rpm
  • rpm -ivh wpa_supplicant-2.10-5.el9.x86_64.rpm
  • rpm -ivh NetworkManager-wifi-1.48.10-5.el9_5.x86_64.rpm

上記5つ

wgetでもいいですし、WindowsからダウンロードしてUSBへ保存してLinixでマウントして持ってきても良いです。

[root@Edge ~]# rpm -ivh ./iw-5.19-1.el9.1.x86_64.rpm
[root@Edge ~]# rpm -ivh ./systemd-udev-252-18.el9.x86_64.rpm
[root@Edge ~]# rpm -ivh ./wireless-regdb-2020.11.20-6.el9.noarch.rpm
[root@Edge ~]# rpm -ivh ./wpa_supplicant-2.10-4.el9.x86_64.rpm
[root@Edge ~]# rpm -ivh ./NetworkManager-wifi-1.44.0-3.el9.x86_64.rpm

rpmでインストールします。

一度再起動を行って、利用可能なWiFiネットワークを検索すると見えているWiFiが表示されます。

接続したいSSIDを選択してパスワードを打つと、接続可能になります。

一応、これでWiFi接続が可能になりました。

利用可能な Wi-Fi ネットワークを表示します。
[root@Edge ~]# nmcli device wifi list
IN-USE  BSSID              SSID                MODE      CHAN  RATE        SIGNAL  BARS  SECURITY  
        34:76:C5:8A:F1:EC  IODATA-8af1ec-2G    インフラ  1     270 Mbit/s  82      ▂▄▆█  WPA2      
        36:76:C5:9A:F1:EC  IO-Guest-8af1ec-2G  インフラ  1     270 Mbit/s  82      ▂▄▆█  WPA2      
        00:90:FE:CB:E0:81  elecom2g-CBE080     インフラ  6     405 Mbit/s  79      ▂▄▆_  WPA1 WPA2 
        C4:3C:EA:EB:66:B0  Buffalo-G-66B0      インフラ  1     130 Mbit/s  69      ▂▄▆_  WPA2      
        DC:62:79:94:15:82  TP-Link_1582        インフラ  10    270 Mbit/s  69      ▂▄▆_  WPA

wifi ネットワークに接続します。
[root@Edge ~]# nmcli device wifi connect IODATA-8af1ec-2G --ask
パスワード: •••••••••••••
デバイス 'wlp0s26u1u2'  '4268dd57-3e2f-4894-89b3-c2292e088734' で正常にアクティベートされました。

IPアドレスが動的になってしまう

サーバー運用するので自宅内のネットワークには固定IPを割り当てたいのですが、IPアドレスが動的になってしまう問題が発生

これはネットワーク設定時にNAMEとDEVICEが異なることによる問題らしいです。

以下の例だと、有線接続しているeno2はNAMEとDEVICEが同じですが。無線LAN接続しているNAME「IODATA-8af1ec-2G 1」とDEVICE「wlp0s26u1u2」で異なっています。これを合わせる必要があります。

[root@Edge ~]# nmcli connection show
NAME                UUID                                  TYPE      DEVICE      
eno2                0cc2dee8-3110-32ef-8deb-386292720257  ethernet  eno2        
IODATA-8af1ec-2G 1  4268dd57-3e2f-4894-89b3-c2292e088734  wifi      wlp0s26u1u2 
lo                  5288dd0d-2a14-4dd7-9f12-da0897c35b73  loopback  lo          
IODATA-8af1ec-2G    4bfd2023-a8e5-4ba7-8bbe-1cd92cfdd2cd  wifi      --          
elecom2g-CBE080     c9cbd7f9-4be5-4dad-8abc-14444e6856a6  wifi      --          
eno1                a255ed30-57b1-4fa6-b350-c2228583245b  ethernet  --          
enp2s0f0            b56a94ba-96da-4c92-8bd6-ec7985c57427  ethernet  --          
enp2s0f1            698ffd11-730a-44dd-a4b1-f8ba6c4afa61  ethernet  --

上記の場合WiFi接続されているNAME「IODATA-8af1ec-2G 1」をDEVICE「wlp0s26u1u2」に合わせます

[root@Edge ~]# sudo nmcli connection modify 'IODATA-8af1ec-2G 1' connection.id wlp0s26u1u2

[root@Edge ~]# nmcli connection show
NAME              UUID                                  TYPE      DEVICE      
eno2              0cc2dee8-3110-32ef-8deb-386292720257  ethernet  eno2        
wlp0s26u1u2       4268dd57-3e2f-4894-89b3-c2292e088734  wifi      wlp0s26u1u2 
lo                5288dd0d-2a14-4dd7-9f12-da0897c35b73  loopback  lo          
IODATA-8af1ec-2G  4bfd2023-a8e5-4ba7-8bbe-1cd92cfdd2cd  wifi      --          
elecom2g-CBE080   c9cbd7f9-4be5-4dad-8abc-14444e6856a6  wifi      --          
eno1              a255ed30-57b1-4fa6-b350-c2228583245b  ethernet  --          
enp2s0f0          b56a94ba-96da-4c92-8bd6-ec7985c57427  ethernet  --          
enp2s0f1          698ffd11-730a-44dd-a4b1-f8ba6c4afa61  ethernet  --

これを変えてから固定IPアドレス設定を行います

# IP アドレス固定割り当てに設定
[root@Edge ~]# nmcli connection modify wlp0s26u1u2 ipv4.method manual
[root@Edge ~]# nmcli connection modify wlp0s26u1u2 ipv4.address 192.168.1.203/24
[root@Edge ~]# nmcli connection modify wlp0s26u1u2 ipv4.gateway 192.168.1.1
[root@Edge ~]# nmcli connection modify wlp0s26u1u2 ipv4.dns 192.168.1.1

ここで、一度再起動すれば無線LANで固定IPアドレスで接続出来るはずです。

それでも繋がらなかったら

以下のコマンドを打てばGUIでネットワーク設定が出来ますので、不要なインタフェースカードのディ・アクティベーション(解除)やサブネットマスクの状態を確認しましょう。私の場合、有線LAN側をディ・アクティベーション(解除)してサブネットマスクを再設定したらうまく接続出来ました。

# GUIでネットワークの設定を確認する
[root@Edge ~]# nmtui

ネットワークの再起動

[root@Edge ~]# nmcli networking off
[root@Edge ~]# nmcli networking on